☑ 「立つ」を深掘りする
☑ 「歩く」を深掘りする👈
① 足と足の幅(歩隔)
② 着地
③ 着地後の動線
立っている時の重心のかかり方が「歩く」に大きく影響します。
小指球に体重が乗るような「立つ」ができないと、「歩く」でも小指球に体重が乗りにくいからです。
体が自由にまんべんなく使えるようになる「歩く」の動線は「かかと→小指球→母指球」の順になります。
目的
・小指球に体重が乗ることで母指球での蹴る動作を無くす
足では「かかと」はアクセル、「母指球」はブレーキとして働きます。
止まりたい時は「母指球」に体重を乗せるとブレーキがかかりますし、動き出しは「かかと」に体重が乗ると前に動き出します。
歩行時は母指球を使いますがその都度ブレーキとして働くと困ります。
ブレーキをかけると今度は蹴る動作が必要になってくるからです。
「かかと→母指球」の動線では母指球はブレーキとして働きますが、「かかと→小指球→母指球」と間に小指球が入ることで母指球もアクセルのように働くようになります。

3つのポイントを取り入れることで「かかと→小指球→母指球」の動線を手に入れましょう!
①足と足の幅(歩隔)


・歩隔はこぶし1つ分
・二軸歩行がお勧め
1本の線の上を歩く(中心軸歩行)動線は「かかと→母指球」になります。
足と足の幅(歩隔)を少し開けると(二軸歩行)動線は「かかと→小指球→母指球」になりやすいです。
母指球がブレーキの働きをしないようにするには小指球に体重が乗る必要があり、そのためには小指球に体重が乗りやすい二軸歩行をお勧めしています。
歩き出す前に歩隔をチェックしてみましょう!
②着地
小指球に体重を乗せるためには、歩行時の着地も大切です。

足の骨は2グループに分かれていて、母指球グループと小指球グループになります。
かかとは小指球グループに含まれているので、かかとからしっかりと着地する必要があります。

そうではない場合は足裏全体での着地です。

足裏全体での着地は母指球グループでの着地になるので小指球に体重が乗りません。
「かかと→小指球→母指球」の動線にするにはかかとからの着地が必要になります。
かかとからの着地はつまづきにくくもなります。
他にも膝への負担が減るので、膝痛の予防・改善にも役立ちます。
③着地後の動線

「立つ」の時に小指球にも体重が乗り、歩隔をこぶし1つ分開け、かかとから着地することを心がけて歩くと、自然と小指球を含む「かかと→小指球→母指球」の動線になります。
この動線の時、母指球はブレーキでなくアクセルの働きをするので楽に前に進みます。
当院ではこの歩行をお勧めしています。
「かかと→母指球」の動線(中心軸歩行)は二軸歩行よりも疲れるのは当然ですが、故障の原因にもなります。
母指球がブレーキに働くので、母指球で地面を蹴る動作が発生します。
この蹴る動作が膝の捻じれを作り、体の故障の原因になってきます。

上図は左足の母指球での地面を蹴る動作でかかとが内に入る動作を表しています。(これをアブダクトリー・ツイストと言います)
地面を蹴る動作がない場合はかかとが内に入ってきません。

小指球に体重を乗せるのは走る時も同じです。

3つのロッカー機能
足には骨の形が丸くなっていて、そこが転がる(ロッカー)ように機能する場所が3つあります。
・ヒールロッカー(かかと)
・アンクルロッカー(足首)
・フォアフットロッカー(母指球)


この3つのロッカー機能が働くためには二軸歩行が必要になります。
特にフォアフットロッカーがうまく機能し、楽に歩いていただきたいと思っています。
階段でも小指球を使う
階段の上り下りで膝が痛くなる人は着地を見直しましょう。
膝が痛くなる人は母指球から着地をしているはず。
足は垂らした時小指側の方が下になります。

そのまま足を下すと小指球が先に当たりますし、それが自然な着地になります。
母指球からの着地は膝が内側に入りやすく、捻じれることで膝の内側に負担がかかります。

膝に負担がかからないようにするには、小指球で着地し、足と太ももの向きが揃う必要があります。

