外反母趾の深掘り
外反母趾では足の横アーチがなくなることも同時に起こっています。
本来の足では、親指・小指の付け根とかかとの3点で体重が支えられていますが、この時親指と小指の付け根の間にはアーチ(横アーチ)ができています。

横アーチがなくなると、本来の親指・小指の付け根に体重がかかりにくくなります。

上図の左足では横アーチがなくなり、その中間で体重を支えています。
そして母指球(親指の付け根)に圧がかからないことも、外反母趾の時の親指の変形と関係しているものと考えています。
横アーチがなくなる原因は?
横アーチがなくなる原因は歩き方にあります。
1番はかかとに体重があまりかからない歩き方です。
歩行時の下の図では体重がしっかりとかかるほど(青→黄→赤)と表示されるので、その部分に注目してみましょう!

外反母趾のある左足では歩行時にかかとに体重があまりかかっていません。

右足はまだ少しかかとに体重がかかっています。
しっかりとかかとに体重をかけることは、外反母趾に限らず、扁平足や足底腱膜炎の予防・改善にも関係してきます。
